自転車百哩走大王
大王ノボリ旗駅伝
  

第13区 倉敷〜姫路
 
■ 大王ノボリ旗駅伝第13ステージ報告 ■---------- 杉田 裕(会員No.55)

愛知県の杉田です。1月8日、第13ステージを走ってきましたので報告します。

前日の夜に倉敷に到着、駅前のホテルに宿泊。翌朝ゆっくり起きて、ホテルで
朝食をとり、ノロノロしていたら9時を過ぎてしまい、慌ててホテルを出ました。
この日の朝の倉敷は日が射して結構暖かく、寒さに備えて重装備してきたこと
を少し悔やみました。自転車を組んで走り始めた時は9時半を過ぎていました
が、折角倉敷に来たからと、美観地区等をグルグル回ったりしていたら、10時
45分になってしまい、ここでようやく倉敷を発ち、県道162号を岡山市に向い
ました。

当初は岡山から国道2号を走り、備前市で250号に入って、赤穂、相生、時間
があれば相生からもそのまま250号(海岸線)を走って姫路へ入ろうとおぼろ
げながら考えてましたが、岡山市内で地図のコピーをホテルへ忘れてきたこと
が判明。元々あまり計画性もなかったため、あとは標識とコンパスをみながら
の気まぐれルートで走ることになってしまいました。

岡山からはコンパスを東に東に走って、西大寺を過ぎ、吉井川沿いに溯って国
道2号に向っている途中、ある事を理由に岡山市内に戻る羽目になってしまい
ました。岡山市の後楽園付近で一息入れて、今度こそはと国道2号に入りまし
たが、この時既に1時45分を過ぎており、姫路までは80km近く距離を残して
いました。ここで、日暮れまでに姫路に着くにはそのまま国道2号線をひたすら
走る方が無難と考えました。

岡山市から備前市に向う頃から、急に天候が怪しくなり、雨か霰のようなもの
が、ポツリポツリ当たってきました。でもそれほどひどくならないで、備前市に入
る頃にはいつの間にか止んでいました。備前市の伊部という所を過ぎてから
は相生までは、寂しい山の中の道を、緩やかなアップダウンを繰り返しながら
ひたすら走りました。途中トンネルもあり、また路側帯が狭くなっていたりでト
ラックの幅寄せもあり、またほとんど補給する所もなく、更に、陽射しは全くなく、
気温はどんどん下がり(鯰峠では2℃)、このあたりは、「もう次は国道2号は走
りたくないな」と思わせる箇所でした。

備前市の有年から相生市に向う途中でトラックと乗用車の事故に遭遇、そう言
えばこの間では、やたら「事故多発地帯」の標識が多くみられました。

相生市内からは道が広くなって少し走り易くなり、またアップダウンもほとんど
なくなり、ようやく日も射してきました。途中から揖保川までは国道2号の側道
が走っており、そこを快適に走れました。揖保川を渡るのに国道2号を離れ、
その後太子東インターあたりで国道2号に入りました。そのまま姫路市内に入
り、駅に着いた時には午後5時半近くで、もうかなり夕闇が迫っていました。

できれば海辺のコースを走りたかったのですが、明るいうちに無事完走できて
ため、それでよしと思っています。第5ステージでは、亀岡から園部にかけて寒
さのため足が回らず、途中松岡氏にかなり待ってもらうことになり、それが結局
最後に雨に降られる結果になってしまいました。今回はその教訓を生かし、更
なる防寒対策をしてきましたが、それがある程度効を奏しました。途中、倉敷
市内散策や引き返したこともあり、総走行距離は140kmでした。