自転車百哩走大王
大王ノボリ旗駅伝
  

第19区 東京〜宇都宮
 
■ 大王駅伝19ステージ ■------------------- 飯塚 良雄(会員No.68)

大王旗駅伝#19ステージ『雷都「宇都宮」餃子の郷ギャザリング』は、2月5
日(土)東京駅〜宇都宮駅間のサイクリングロオードを主体とする経路で、折
からの西高東低の冬型気圧配置の晴天、北西の強風の下、参加者全員、
終始強風と戦いつつ走行し、夫々が疲労感あわせて満足感を味わった。

7:45東京駅八重洲口、参加予定者、坂東氏に電話するも応答無く、しばし
待っているとサイクリスト1名がやってくる。古山氏である。急遽参加いただき
感謝のきわみである。氏は明日神奈川ブルベのスタッフをするとのこと。出発
予定時刻直前、坂東氏から遅れるので先行してほしいとの連絡があり古山氏
と8:00八重洲口を出発、6号線を江戸川サイクリングロードを目指し走る。

道路は片側3車線道路、路側帯の自転車専用レーンはタクシー等が駐車して
いるものの早朝、土曜のせいか閑散としており比較的走りやすい。東武浅草
駅手前付近で坂東氏に早くも追求される。あいも変わらず固定ギヤ、走力の高
さに今後どれだけ着いていけるか思いやられる。後で聞いたが明日も神奈川
ブルベに参加するとのこと。

隅田川、荒川、中川を渡り東金町付近で江戸川の土手に登りサイクリングロ
ードに入る。土手に上がり走行開始、風がややあったもののこの時点ではそ
よ風くらい、両岸に広がる景色を眺めつつ、昨今のサイクルライフ等の近況を
語りつつ走行する。葛飾橋を過ぎる頃から河川は南北に沿う流れとなり北西
の風をまともに受けるようになる。健脚の古山氏が「これでもそよ風ですか」な
どと云うほど強風である。

常磐自動車道にかかる江戸川橋で手を振り南下してくるサイクリスト1名、平
松氏である。氏は明日ハーフマラソン大会に参加するとのことで途中から参加
するとの事前連絡を受けている。益々の元気さが窺える。総勢4名、強風下を
突いて前進する。河川のサイクリングロードは土手上のため、この時期、風を
遮るものが無いと悲惨である。途中の竹やぶや家並みを通過する際、一瞬風
が止んだかと見紛うことがある。

吉川市にあるサイクリストの歓談場「しんざかや」さんで休憩する。酒屋なのにピ
ストレーサーを展示販売している。そこには大王ステッカーも置いてあり当チー
ムのこともよく承知している。ご主人は自ら自転車の修理販売をしている。これ
から宇都宮まで行く旨話すと、あと70kmはある等とねぎらいとも思えない言葉
が返ってくる。ご主人に、店前で写真撮影をお願いし謝辞を述べ再び強風下を
前進する。

強風のため景色を見る余裕など無く、ただひたすらペダルを踏むのみ、苦行以
外何ものでもなし。寒さも手伝い哲学など考えることすら出来ない。そうこうして
いるうち新4号線にかかる新利根川橋を渡り利根川サイクリングロード左岸に
出る。これまで同行していただいた平松氏に明日のハーフマラソンの健闘を祈
念しお別れする。この後、古河から栗橋にかかる利根川橋間は本行程中、最
悪の強風下での前進となる。

利根川橋からサイクリングロードをはずれ国道4号線を小山に向けて走る。今
までの風がウソのように家並み等に遮られ快適な走行である。小山市北部の
姿川サイクリングロードに入る。路面悪く所々陥没箇所もあり狭小、強風、寒さ、
これらを精神力で克服しつつ走行する。以後国道4号線を横切り田川サイクリ
ングロード入る。これを北上し宇都宮に入る。建築中の宇都宮城址を見学、宇
都宮駅15:30到着、記念撮影をし、餃子パーティとなる。今日1日我慢の走
行をしてきたのもこれがタメである。めいめい餃子30個、生ビール2杯を食し、
今日1日の走行を振り返り歓談し散会した。
 
全走行距離:128km 走行時間:6:40’ 平均速度:19.2km/h