自転車百哩走大王
ヒント30 センチュリーライドの特徴
 だれもが楽しめる、爽快なスポーツ

 自信を持っておすすめ   

  「自転車レースは転倒したりで、けっこう過激、とはいえ一人で走っても退屈…」 「健康によいと勧められたが、自転車に乗り続ける目標がほしい…」  そんなあなたの自転車遊びに、迷いはないか。

 そこで、自信を持ってお勧めするのが、センチュリーライド。各自のペースで、適度な負荷をかけながら自転車で4〜8時間走る。これなら無理なく続けられる。健康作りにぴったりな運動として、各方面から脚光を浴びている。走る距離は100マイル(160km)。それで、100は英語でセンチュリー。そこからセンチュリーライドの名前が付いている
 ただ走るだけで何がおもしろいの?
 
 
やっぱり自転車っていえば、レースでしょ。そうかなあ。ハイ、それでは、レースとセンチュリーライド【ロングライド】を比べてみよう。ロングライドにはこんなに利点が。
項 目 センチュリーライド・ロングライド レース
走行の
安全性
集団で競わず、マイペースの独走 集団で走り、接触転倒の危険がある
コースの
安全性
一般道をクルマと一緒に走る
交通事故の可能性
専用コースで交通事故はない
達成感 8時間ずっと楽しめて、おトク
160kmも走る、東京〜静岡に匹敵
長くて1時間、遠征してもすぐ終わり
勝敗と栄誉 完走者がみな勝者
順位は無関係、走りの充実が大切
くじけそうな自己との戦い
優勝し栄誉を得る者は1人だけ
順位やタイムなど数字の世界
他者との勝負
制 約 少ない、休息や飲食は自由に
制限時間は「持ち時間」
× 多い、遅ければ回収される
足切り時間は「終了時間」
クラス分け ない、年齢性別不問。
親子やカップルも一緒に走れる
ある、細分化され、家族やカップルは同一クラスで走れない
一方、自分の適したクラスが分かりやすい
世界への
飛躍
・はじめは ハーフの部(1日に60km)から、やがて慣れたら フルの部(1日に160km)へ、
ホノルルセンチュリーライドやバイクニューヨークなど魅力的な大会が
・はじめはアマチュアのレースに参加
・そこで頭角を現し、実業団の登録選手に、
・日本選手権優勝の実績をひっさげ海外武者修行、やがてはツールドフランス出走も夢じゃない
 ○印が多くつく
 
 
ごらんの通り、自分への挑戦をしたい人今までにない手応えを得たい人は、センチュリーライドがおすすめ。
 競わないため安全だし、制約が少ない。景色のよい郊外を走る爽快感や長距離を走り抜く達成感がたまらない。じつに大人の余暇向きといえよう。

 
生活習慣病対策としても効果抜群

自転車は長時間、無理なく運動できることから、知らず知らずのうちに減量できる。心肺機能が高められ、病気に対する抵抗力も増す。適度な疲労は、不眠症にもよく、なにより、完走の喜びはストレス解消にぴったりである。

 
自転車長距離走は競技ではないが、世界への飛躍が可能なスポーツ

 センチュリーライドやサイクルマラソンに飽き足らなくなったら、その上にはグランフォンドがある。獲得標高差2000mを超える大会は、完走が難しい。
 さらに、その上には、ブルベがある。これは、1回に200〜600kmを走る、自転車版ウルトラマラソン。夜間も仮眠をとりながら、ひたすら走り続ける。その延長上には、パリ=ブレスト=パリ1200km(90時間)やロッキーマウンテン1200kmなど桁外れなスケールの大会がある。
 
 ブルベのお問い合わせはこちらへ オダックスジャパン

 
いっぽう、人に勝ちたい、栄誉を得たい、目立ちたい、自慢したい

 そういう人は競技(レース)をするべき。勝てば、賞賛が待っている。周囲からも期待と尊敬のまなざしが注がれる。これはうれしい。注目度だってセンチュリーライドよりはるかに高い。


  よし、競技に参加だ!という方はこちらへ 日本サイクルレーシングクラブ協会

 あなたはどう選ぶ  
 
仕事に追われる中年の皆さん!

 
 売り上げだ、件数だ、と「成果」をうるさく求められていないか。ああ、それなのに、自転車遊びでも人と競争して、あくせく、ハラハラ、バタバタしたいかい?

 余暇のひとときくらい、勝ち負けや数字から離れて、さらには組織に頼らずに、自分一人で物事に立ち向かってみてはどうだろう。センチュリーライドへの挑戦は、己のチカラを知るよい機会。大人の自転車大冒険だ。
 きっと、今まで知らなかった「新たな自分」に出会えることだろう。

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