自転車百哩走大王
関西ゆっくり長距離練習会
  

2004 秋の関西ゆっくり長距離練習会
 参加者は名古屋の渡邊氏と松岡の2名。関西練習会での常連さん愛知県の杉田氏は体調不良で初の不参加。前日夜の天気予報で現地当日06−12時の降水確率が60%ありましたが前後の時間帯は30%以下と低く、取り敢えず実施にしました。

 輪行というのは、自転車遊びに旅行気分を付加してくれます。今回も楽しませてくれました。南海高野線で橋本駅を過ぎたあたり頃から乗客のほとんどは高野山に向かうであろうと推測できます。お彼岸でもあり、また世界遺産に登録されたこととも加わって大勢の乗客です。自転車で走った方が速いのではないかと思われるぐらいのスピードで車両をスネークさせながら登り、終点極楽寺駅までの山岳鉄道を堪能させてくれます。

 極楽寺駅からは、ケーブルで高野山駅まで登りますがここで待ち合わせのトラブル発生。連絡ミスで高野山駅と極楽寺駅の両方でお互いが待っていることとなり、ここで約30分のロス。反省です。

 スタート直後にもう高野山到着!イヤーもう観光気分。早速高野山総本山金剛峰寺をお参り。オット記念写真を撮らねば・・・さて次なる目的地『谷瀬の吊り橋』を目指しますが、ここから陣ケ峰1100mを越えるまで標高を300mほど稼がなければいけません。少しのガマンですが、やはり疲れます。陣ケ峰を超えてからは降りっぱなし、降り始めて渡邊氏がフロント周りから異音がするとのことで見るとフロントタイヤがフォークブレードに擦れ、タイヤのゴムが飛び散っているではないですか、危ない、危ない、バーストする前で良かった。

 途中R168号が先日の台風の影響で土砂崩れを起こしており、迂回させられましたが13:00に谷瀬の吊り橋に到着。山菜うどん、そば、おにぎりなどで昼食。元気を取り戻してスタート。この後はR168号一本線ということもあり渡邊氏に先頭交代。本当のところは渡邊氏のペースについていけない松岡の作戦でもあったのです。ごめんなさい。

 過去の経験からR168号は比較的交通量が少ないと認識していたのですが世界遺産ブーム?でしょうか観光バスまでが走っており、チョット走り辛くなってきました。しかし時折、谷あいからひんやりした(これは関西弁?涼しい)風が身体をシャワーしてくれるのは今も変わりません。

 熊野本宮大社の大きな鳥居をを横目に失礼ながら自転車に乗りながらのお参り・・・幾後となく、渡邊氏はゆっくり走る(速く走れない)松岡を待っていてくれるのですが、さすがに17:28分新宮発ワイドビュー南紀8号に間に合うためには先に新宮駅まで行ってもらった方がよさそうなので、残り10kmほどの地点から渡邊氏はスパート、17時ちょっと前にJR新宮駅に到着。渡邊氏の輪行準備を手伝いながら暫しの反省会。

 さあここからが実行委員長松岡のお楽しみ・・・銭湯『千鳥湯』へ、大阪行きオーシャンアロー34号は18:04分発なので30分は楽しめます。まるで小生の走りをもじっているような名前のこの銭湯は駅から歩いて3分!早くビールを飲みたいのをグッ〜〜とガマンして列車に乗ります。もうあたりは真っ暗、ガタンという発車の振動とともにプシュ〜とビールを開け、喉と身体に潤滑油を補給するとまだ100kmは走れる?・・・気分に

 ところで最終目的地の熊野那智大社はどうなったのでしょう?またしても列車の中から申し訳なく手を合わせ、次回の時間には余裕ある練習会と自己反省会をしているうちに心地よい疲労感に熟睡。
コース
スタートは高野山です。一気に標高を800mまで乗り物で稼いでおり楽チン。R480から県道53号へ移り、約10kmで今回の最高標高地点1000m陣ヶ峰を越えたら、後は降り。大塔村の中原橋を渡るとそこからはR168で一路南下です。

 スタートから43km地点で『谷瀬の吊橋』に到着です。長さ297m水面からの高さ54mと歩道専用の吊橋としては日本一を誇っています。ここで昼食の時間となりそうです。橋を眺めながらの食堂で山菜うどんなど如何でしょう。

  元気になったところでさらにR168を南下です。スタートから94kmですべての熊野古道の終着地点となっている熊野本宮大社に到着。貴賤を問わず、男女を問わず、信不信を選ばず、浄不浄を嫌わずと謳われるよう救いを求める参詣者を優しく迎え入れてきた熊野信仰の総本山です。荘厳は空気を感じます。

 さらに南下すると130km地点で新宮です。ここからR42で那智を目指します。10kmで那智、ここから県道43号で熊野那智大社に到着。ここが今回のゴール地点です。走行距離145km
日 時
9月19日(日) 10時集合、準備でき次第出発