自転車百哩走大王
脚がよく回り湘南です。
=神奈川ゆっくり長距離練習会
  

第13回 東北紅葉を見る遠征ライド  
     
 2日目磐梯スカイラインは霧雨の中            

参加者9人
大王会員  斉藤氏、市川氏、真崎氏、岩崎氏、平本
ゲスト    なし

●期日   平成17年10月9日

●報告

■ 神奈川練習会スペシャル=遠征して紅葉を見る会■- 斎藤 充(会員No.50)

曇天の中、参加された平本さん、真崎さん、岩崎さん、ゲストの市川さんお疲
れ様でした。自称晴れ男の渡邊さんは居なくても雨は降らず一日楽しく走る
事が出来ました。晴れ男は別のイベントへ出張中の様でしたね。

私は4時半起床し6時12分東京駅発の新幹線を使って輪行で参加しました。
郡山で在来線に乗り換えて(ここで岩崎さんと合流)猪苗代駅では真崎さんが
お出迎え。自転車組み立てていたらゲストの市川さん到着。

計5名で桧原湖を目指して出発です。 ゆるゆるとした登りを平本さんがグイ
グイ前を引いてくれます。さすが能登で走りこんで脚が出来上がってきたよう
でスピードが落ちません。五色沼経由剣が峰交差点まであっという間に到着
です。紅葉見物の客で車やバイクの量は多く注意が必要です。

桧原湖周回にはいりましたが平本さんご推薦の「絶景ポイント」で止まって写
真を撮りながらの走行で多めに時間がかかってしまいました。湖は広く(外周
路28キロ)アップダウンもあり走り応えもありました。 紅葉には1週間から
10日早く山は薄く色付いているくらいで見頃はチョイ先のようです。

出発点まで戻り(約1時間経過)おまちかねの昼食にしました。 
名物その1.鴨せいろ大盛り、 その2.ソースカツ丼の2点。 平本さんの紹
介のとうり小山のような蕎麦と2段重ねのカツにみんな歓声が上がりました。
まず、どうやって食べようか?  どこから箸をつけたらいいか迷ってしまいま
す。周りのテーブルからは好奇の目が。。。 サイクルジャージが目立ってい
る所へ小山のような蕎麦とフタがしまらないほどのカツ丼とワイワイにぎやか
に楽しく会話しての食事が家族連れの視線を集めています。

お腹が満足したところで午後の部へ。 桧原湖をもう一周してゴールドライン
を上り猪苗代湖へ下る超絶ダウンヒルです。まずは市川さんがソースカツ丼
を食べたばかりとは思えないほどのスピードで先頭に立ちました。いい感じ
で脚が回っています。小柄ですがパワーを感じさせる走りです。半周ほど行っ
たところの工事個所を抜けたところで軽自動車が不穏な動き。 突然、Uター
ンしようと右へハンドルを切り始め、市川さんが危うく衝突するところでした。
コワイ、コワイ、ここで市川さん、気持ちの動揺が走りに出た様で後ろに下が
ります。岩崎さんが上がってきました。

岩崎さんは昨日の「誕生日記念ライド」で多摩の阿部さんに奥多摩をひぱっ
り廻されて疲れて居ると思いきや若さですね、今日も元気です。 5月の川
越ー直江津ロングランを走ったころとは全然別の脚になっています。

そうそう、今回は偶然にも別行動していた井出さんに会いました。猫魔観光
ホテルへの下り道で4人のサイクリストが対向車線を登ってきました。いつも
のように手をあげて挨拶したところ3番目に見た顔が、、、 ヘルメットから白
髪があふれています。 あっ、井出さんだ、と気がつき大声で挨拶を。Uター
ンしてグループの皆さんとも会話しました。二泊三日でファンライドを楽しん
でいるとか、 彼女も元気です。 うれしいですね。 こんなところで会えるな
んて。この後、登ってくる平本さん達ともすれ違っている筈です。

ゴールドラインの分岐点で5人合流し、今日のハイライト 八方台頂上への
登りです。傾斜が半端でなくキツイです。料金所からいきなり10パーセント
超の斜度です。 平本さんに聞いたら頂上までは約30分でしょう、との事。
ゆっくり、ゆっくり脚をまわし、標高を稼ぎます。真崎さんが料金所から400
メートル登ると言っていましたからキツさは想像がつくでしょう。 途中の展望
台で磐梯山を横からパチリ。 登ってくるみんなを撮りもう少しで頂上です。 
道路標識に「猪苗代湖へ」の文字。 頂上の駐車場に15時すぎ到着。 
高齢者のハイカーで大賑わいです。

さあ、ここからはダウンヒルです。 先週のグランフォンド糸魚川では大雨で
またたく間にブレーキシューが半分になる恐さを味わっていますが今日は違
います。 軽くチョン、チョンとブレーキを当ててクイーとコーナーを廻ります。
気持ち良く下り、絶景ポイントのチョット下がったところで猪苗代湖をバックに
記念写真をパチリ。真崎大王伝授の自転車を逆さに持ち上げてのポーズ
はなかなかの物です。

下りきった県道を左折し猪苗代駅へ向かいますがここで長い登り返しの坂
が現れ一苦労。16時30分駅から数分のコンビニ到着。ここから自走で温
泉へ行く予定でしたが夕闇が迫っていて真崎さんと市川さんの車に便乗し
て移動することになりました。

磐梯熱海ユラックス前で市川さんとはお別れ、市川さんはこれから茂木サー
キットへ向かい明日、7時間耐久レース参加とか、 ほんとうに元気な方で
す。我々は温泉につかり今日の疲れを取る事にしました。

お湯から上がりサッパリし帰り支度をしていたら真崎さんはもう一泊し今日
とは別ルートを廻るとか、岩崎さんも誘われて同行するようです。岩崎さんは
3日連続登りっぱなしになります。 若いなーと感心しました。

私と平本さんは少し混んでる新幹線で帰京しました。 駅弁とビールで今日
一日を振り返り、事故もなく走れたことに感謝!楽しい仲間に感謝!お天気
にも感謝しウツラウツラしている間に東京駅着。

市川さんの結果報告や、真崎さん、岩崎さんのレポートもお楽しみに。 
報告終わり。


■ 磐梯吾妻スカイラインツーリング ■------真崎 史嗣(会員No.23)

神奈川練習会スペシャル=遠征して紅葉を見る会の翌日、10月10日に岩
崎氏とともに磐梯吾妻スカイラインに行ってまいりました。

磐梯吾妻スカイラインは福島市近郊の山岳観光道路で、標高1600mの
頂上付近に「浄土平」という絶景が広がり、この浄土平が日本100名道の
中でもトップクラスの展望とされています。

福島市のビジネスホテルをクルマで出発。スタート地点はクルマがデポでき
るあずま総合運動公園(標高200m)。ここから国道115号を直登し、土
湯温泉にいたります。土湯温泉からがいよいよ土湯峠の麓であり、右手に
史跡「鹿の足跡」を見る。『親鸞の弟子=上人が土湯峠を案内してくれるよ
う狩人にお願いしたが、「狩りに成功していないので今日食べるものがな
い」と狩人が断った。上人が「仏の道がなくてどうして生きられよう」と語ると、
矢がひとりでに鹿をしとめた。』といった話である。浄土真宗の”信心をいだ
いたものへの現世利益”を東北地方の人々へわかりやすく説いた史跡なの
だろうか?そんな歴史を感じつつ、つづら折れの峠をゆっくり登っていく。左
手に沢筋が見え、峠のセオリーどおりの風景が続くというのも心を癒してく
れる。

標高760m「道の駅つちゆ」のあたりで、旧道への分岐がわからなくなり折
り返す。正解は一本目のトンネルをくぐったあたりで右折する道が旧道で
あった。標高1180mで野地温泉のホテルで昼食を取る。このころすでに
霧と小雨の中の走行となり、濡れたカラダが冷える。標高1230m土湯峠に
到着少々ガスで見晴らしが悪いものの、素晴らしい絶景。

ここから通行料150円を払い、尾根沿いに伸びる磐梯吾妻スカイラインに
入る。渋峠を似た大変高度感のある雄大な風景、そして真っ赤に紅葉し落葉
していくカエデ。前日に見ることのできなかった秋真っ盛りの風景を見るこ
とが出来た。勾配は土湯峠よりゆるやかであり、まったりとした気分で登る。
スカイライン最高標高地点1622mのあたりは残念ながら雲の真っ只中で
小雨+視界10m程度。絶景のはずの浄土平に到着するも痛恨の視界不良。
しかしながら荒涼たる大地をうががい知ることが出来た。岩崎氏をカメラに収
めようとするが、視界がはっきりせず、「未確認生物」状態。

ここからが24Km・標高差1400mの超超絶ダウンヒル。つづら折れの下
り勾配は土湯峠よりもキツイ。あっという間に高湯温泉に到着。「あったか
湯」という共同温泉は硫黄分が強く、草津の湯とソックリ。ただしこちらは源
泉かけ流しという贅沢さ。冷え切ったカラダを暖めるのに結構な時間を要し
た。

夕方16時半ころ、無事あずま運動公園に到着。
新幹線で帰宅する岩崎氏を福島駅で下ろし、無休憩の200Km以上のドラ
イブの末、22時前には帰宅することが出来た。

スケールとしては渋峠に負けない素晴らしいコースであったが、とにかくガス
による視界不良が残念。来年の紅葉シーズンはぜひ再アタックしたい。脚が
ツール!?福島編コースとして来年企画しようか?


■ 神奈川練習会スペシャル=遠征して紅葉を見る会■----- 大王事務局

期 日 10月9日(日曜、3連休の真ん中)

会 場 裏磐梯高原 檜原湖周回(絶景)+磐梯ゴールドライン超絶ダウ
    ンヒル(アップヒルも少しはあり)+温泉入浴

集 合  JR磐越線 猪苗代駅 午前9時

交 通  クルマ 東北道+磐越道で磐梯猪苗代IC出てスグ。
           駅の周辺は農地、どこにだって駐車可能。
           東北道浦和料金所から、平常時、法定速度で2時間45分
      電 車
       往路 東北新幹線 東京6:12発で郡山乗換、猪苗代8:53着
           駅に、コインロッカー、売店、トイレあり
       帰路 磐梯熱海駅から新宿行き直通特急「あいづ」18:15発 

コース  猪苗代〜裏磐梯五色沼入口(16km)〜檜原湖周回(一周28kmを
      3周で午前中100km)〜裏磐梯剣が峰交差点で昼食〜ゴールド
      ライン上り〜八方台頂上(108km)〜磐梯町〜猪苗代(142km)
      荷物・クルマをピックアップして、
      猪苗代〜(下り坂中心)〜磐梯熱海ユラックス(166km)

解 散  磐梯熱海ユラックスで入浴後 午後6時 解散

表 明  真崎氏、斉藤氏、市川氏