自転車百哩走大王
復刻「さくら道ネイチャーサイクリング」
=あの名大会を今ここに
  

大王東海中京 復刻「さくら道ネイチャーサイクリング」

■ 大王東海 復刻「さくら道ネイチャーサイクリング練習会へのおさそい ■------渡邊修市

期 日:平成19年4月21日〜4月22日
コース:名古屋城(名城公園)〜金沢兼六園(佐藤桜) 
     1日目 名古屋(9:00発)〜岐阜〜関〜郡上八幡〜北濃〜ひるがの高原(泊)
     2日目 ひるがの高原(7:00発)〜御母衣ダム〜荘川桜〜合掌造り白川郷〜五箇山トンネル〜
          福光〜金沢(15:00着、入浴あり)
宿 泊:ひるがの高原民宿
参加資格:センチュリーライド完走経験のある方、または同等の大会の完走経験者

申込先
大王事務局 daiou@marv.mediatti.net

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■ 復刻版さくら道 ■-------------- 成瀬 徹(会員No.79)

名古屋城をバックに颯爽とスタートを切った参加者達、一方サポート隊は余
裕である。「小倉トーストが食べたい・・・・」という関東人のリクエストに応え
て喫茶店にはいるが名古屋の喫茶店のくせに小倉トーストがない!
ま、しょうがないので東海地方名物の「モーニング」だけでも。地方スポーツ
新聞の話題やらなんやらかんやら、早朝からの準備でちょっと疲れてたので
かなり休んでしまって「おおもうこんな時間だ」。サポート隊は普段自転車に
乗っているクセに自転車をいかに理解していないか思い知ることとなる。

10km地点稲沢、20km地点一宮・・・ここで追いつく予定だったが!
・・・・・・・・いない・・・・・・追いつかない。木曽川を越えて岐阜市入った
30km地点でコンビニ休憩中のしんがり隊にようやく追いつく。
・・・・・そんな頃先頭はすでに関市に突入。混雑する都心を2時間かかって
ないのにすでに40km地点突破あらめて自転車ってスゴイ乗り物と認識し
た。

156号線に乗り込めばゆったりとした田舎道、途中からの参加者を吸収し
て自転車隊はさらに増える。実はこの日「国際大会さくら道ネイチャーラン」
も同時進行中スタート地点もゴール地点も行程も同じ、自転車とランニング
ともに仲良く分水嶺を超えて・・・・・・

我々より2時間早くスタートしたネイチャーランのランナー達に関市近辺で
追いついて次々目の前に現れるランナー達に自転車の上から声援を送り
お互いの健闘を祈る。
「メルシー」
「ダンケシェン」
「グラッシャス」
「シェィシェィ」
「コマワォヨ」
「キートス」
「ジャンボォ」・・・・はなかったか。いやいやさすが国際大会。帰ってくる言葉
もインターナショナル。

道の駅美並で全員集合、ここからは大王東海お勧めの対岸県道コース、
156号より交通量も少なく眺めも良く道にも変化があってとても楽しい。
桜が満開の郡上市白鳥を超えるといよいよ本日のお楽しみ、ひるがのア
タック。標高差や斜度はたいしたことないが延々20kmの登り。頂上のア
イスクリーム屋さんのご主人。「来年も待ってるよ」と次回開催を決定(?)
してくれました。

メイン集団を引き離すことやく20km、ブッチ切りで先頭を行くゲストのピット
軍団、先行サポート隊は悠々先頭を行く彼らを追い越しひるがの高原
着・・・・・・うわっっ!え!なんだ!どうしたんだ! ピット隊よりさらに前方に
なんと大王ジャージが悠々と走ってます。・・・・赤のキャノン・・・・ ほへ!?
そう、富山から激励参加の加波氏。一足早く車で宿着、高原サイクリングを
楽しんでいたのでした。

本日のゴールはひるがの高原「甚右エ門」。夜のメニューは宿のご主人が
野山で採ってきた山菜の天ぷらやおひだし煮付け、イワナの塩焼き、自家
製漬け物そして、霜降り鮮やかな飛騨牛すき焼き、柔らかくて甘くておいし
かったよぉ〜。

次回開催宣言が飛び出す中、酒宴もそこそこに切り上げ床につくゲスト参
加者、会場を幹事部屋に移してしつこく飲み続けるチーム大王・・・・・
こんな所にも大王精神が発揮され、ひるがの高原の夜は更けて行く・・・・

開けて翌日、大王東海が誇る2大晴れ男がいてもね雨が降るんですよ。
っていうか前日の天気は二人の神通力で天気を持たせました。お世話に
なった甚右エ門は温かいもてなしとおいしい料理が好評でした。自転車を
入れる倉庫と目の前のコンビニの存在も大きかった。今後のさくら道大王
オフィシャル宿決定!

さて、豪雨ひるがの峠の下り、気温が高いのがせめてもの救いです。
田舎の道路で路面状態がわるいので事故が気に掛かりますが、そこは皆
さんロングライドのスペシャリスト、きれいな隊列を維持しながらゆっくり慎
重に下ります。さくら道のもう一つのシンボル荘川桜はすぐそこ。

御母衣ダムをすぎたあたりから2大晴れ男の神通力が再び勢いを取り戻し、
うっすらと日が差してきた。世界遺産白川郷で足を止めてみんなで見学、
地元名古屋でも来たことがない人がいたりしてちょっとびっくり。桜が満開
の合掌集落見学ツアーも大好評。雨上がりの幻想の風景の中、さらに庄
川峡を縫うように走ります。菅沼の合掌集落からいよいよ富山県、越中五
箇山へ。

さすがにサポートも二日目となると慣れてきてそこそこ余裕がでてきた。
なにより田舎道なので距離と時間の計算がとってもらくちん、それでも参加
者は結構なスピードで追いついてくるのでやっぱり自転車ってスゴイ!

出ました五箇山峠、みんなずいぶん楽しんで登ってきたねぇ、頂上付近で
はみんな力ない笑い顔だったよ。だぶん脳汁(エンドルフィンとかアドレナ
リンとか)がでまっくて正常な判断ができなかったんだきっと。

長ーい五箇山トンネルを抜けると一気に砺波平野に突き刺さる下り、
「散居村」と呼ばれる敷林に囲まれた農家が点在する砺波地方独特の風景
を遙かに望み一気にマックススピードで峠を駆け下りる。ゴールまであと50
km。ここからサポート隊は大忙し、にわかに怪しくなった雲行きで、遙か先
頭グループ・・・っていうかサイボウズ氏と後方集団・・・・っていうかその他
全員を行ったり来たり。

道の駅福光でおしゃれにランチを楽しむその他大勢組、そんな頃県境を越
えてひた走る先頭組、金沢市にはいると大粒の雨と雷鳴が・・・危うしカーボ
ンバイクオーナー。みんなの雨具は先行サポートカーの中、先頭集団に合
わせてゴールを目指していた先行車はあわてて引き返す。

先頭グループはいずれも雨具なしでゴールを目指す。無事全員に雨具が
渡った頃、先頭サイボウズ氏からゴールしたよの電話・・・・だけど肝心の
佐藤桜が見つからない。全力でゴールへ向かって走るサポートカー。さらに
二人がゴールするが土砂降りの中路頭に迷う。ようやくゴールにサポート
カーが着いてゴールの記念写真。

そのまま銭湯へ直行して冷えた体を温めシアワセ気分に浸る。参加の皆さ
ん完走おめでとう。至らぬサポートでご迷惑をおかけしましたが皆さんの協
力のおかげで大きな事故もなく無事さくら道を終えることができました