大王7原則 ロングライドは大人の自転車大冒険。マナー無き者はすぐに立ち去れ!
サイクルマラソン 7原則 |
1 開会式閉会式などの式典に参加する |
■ 主催者に対する礼儀なのだ。 来賓あいさつは、地元の名士の晴れ舞台。そんなとき、人が集まらなかったり、 ざわついていたら、来賓は気分を害してしまう。大会の将来に影響するかもしれ ないぞ。 |
2 人の後につくドラフティングはしない |
■ センチュリーライドは独走が原則。 自転車雑誌で競技選手経験者が、「ロングライドは集団走で効率よく。」と説明して いるが、それはセンチュリーライドの本質を知らない人の発言。ああ勘違い。 「脚力の合うトレインに乗る。」、「誰かにずっと引いてもらう。」レースではあたり前 だし、そうすれば、体力的にも精神的にも「独走より3割はラク。」 しか〜し、ロングライドは違う。それは間違い。個々人のゴールへ向けた 挑戦こそが、ロングライドの真髄。人任せで、誰かに引いてもらった完走では、 160km大会の完走も、実は3割引バーゲンセール。たった120kmの価値しかない。 あなた、それでいいのか? 恥ずかしくないか? さあ、きょうから前走者の後輪ではなく、景色を見て走ろう。 車間は、平地で5メートル(自分の前に自転車1台分)、下り坂では15メー トル(同3台分)空ける。顔を上げて流れる景色を楽しみ、正々堂々と風を受けて 走る。 前を走る人の自転車から「シャーッ」というチェーンが回るの音が聞こえない 距離。それが、ロングライドでは適正な車間距離だ。覚えておこう。 ■ 他人頼りの人生、他人頼りの走りに別れを告げよう。 自力で走って、自分へ挑戦する。それが大人の自転車大冒険さ! お金と時間を 工面して現地へ来たのに、ふだんのレースの練習と同じでいいのかい。金魚のウン チでいいのかい。 |
3 交通ルール、特に信号や一時停止は絶対厳守 |
■ 「制限時間は持ち時間」 そう心得て余裕を持とう。完走すればいいのだから。 景色のよい所で休み、おなかが減ったら食事して、信号を守りながら、なおかつ、 時間内に余裕でゴールする。クールでかっこいいぜ。 センチュリーライドは競技会ではない。他の交通と一緒に走る。譲り合い精神 を持とう。交通ルールを無視してまで速く走りたい人は、レースへ出るべし。種目 が違う。 最近、故意に交通ルールを無視する人、公道上なのにレース本番さながらの 走りをする人が、センチュリーライドに参加している。これを見咎めたクルマから、 地元警察に 「自転車が連なり、信号無視しながら、公道でレースしている。ヒヤッ とした。なぜ、取り締まらない!」などと通報があれば、一巻の終わり。主催者は、 たちまち、お灸を据えられる。 そればかりか、事故発生(信号無視して歩行者と衝突)ともなれば、走者は加害者に なり、主催者は実施責任を問われる。警察の厳しい取り調べを受け、被害者に対す る謝罪と重い賠償を負ってしまう。現実に、これで中止に追い込まれたセンチュリー ライドがある。 イベントがなくなるのは、本当に困る。どうか、お願いだから、ルールを守れない 人は参加しないでほしい。われわれの遊び場を奪わないでほしい。 |
4 パンクや事故を目撃したら一声掛ける |
■ 参加者は、ライバルではなく仲間。 困ったときは、おたがいさま。予備チューブ(タイヤ)を使い果たしたとき、この一声 は、天の助けかと涙が出る。 |
5 完走すればみな勝者 |
■ 順位やタイムを自慢することなかれ。 センチュリーランの勲章は、完走。一人ひとり、何らかの苦労を乗り越えてゴール まで来たんだ。完走の価値に、違いは一切ない。胸を張って、完走証を受け取ろう。 |
6 ゴミは捨てない。持ち帰る |
■ 沿道から理解される大会に、地域の人から共感を持って応援されるサイク リストになろう。 バナナの皮や、パワーバーの包み紙をあたりかまわず投げ捨てるべからず。 いったいだれが拾うのだ?あなた、自分の家の前にゴミを投げられたら、イヤでしょう、 怒るでしょう。 |
7 コース上の役員は大変なのだ。ありがとうの気持ちを込めて合図を送る |
■ 主催者がいなければ、我々は遊べない。 常に、感謝の気持ちを。 雨の日のコース誘導係などは、カラダが芯から冷えて、それはそれは大変なのだ。 |