自転車百哩走大王
大王7原則
 ロングライドは大人の自転車大冒険。マナー無き者はすぐに立ち去れ! 

  サイクルマラソン 7原則
 
  1 開会式閉会式などの式典に参加する

  主催者に対する礼儀なのだ
  
  来賓あいさつは、地元の名士の晴れ舞台。そんなとき、人が集まらなかったり、
 ざわついていたら、来賓は気分を害してしまう。大会の将来に影響するかもしれ
 ないぞ。
 
  2 人の後につくドラフティングはしない

 
 センチュリーライドは独走が原則

  自転車雑誌で競技選手経験者が、「ロングライドは集団走で効率よく。」と説明して
 いるが、それはセンチュリーライドの本質を知らない人の発言。ああ勘違い
  「脚力の合うトレインに乗る。」、「誰かにずっと引いてもらう。」レースではあたり前
 だし、そうすれば、体力的にも精神的にも「独走より3割はラク。」

   しか〜し、ロングライドは違う。それは間違い。個々人のゴールへ向けた
 挑戦こそが、ロングライドの真髄
。人任せで、誰かに引いてもらった完走では、
 160km大会の完走も、実は3割引バーゲンセール。たった120kmの価値しかない。
 あなた、それでいいのか? 恥ずかしくないか?

  さあ、きょうから前走者の後輪ではなく、景色を見て走ろう。
  車間は、平地で5メートル(自分の前に自転車1台分)、下り坂では15メー
 トル(同3台分)空ける。顔を上げて流れる景色を楽しみ、正々堂々と風を受けて
 走る。
  前を走る人の自転車から「シャーッ」というチェーンが回るの音が聞こえない
 距離。それが、ロングライドでは適正な車間距離だ。覚えておこう。

  他人頼りの人生、他人頼りの走りに別れを告げよう
 
  自力で走って、自分へ挑戦する。それが大人の自転車大冒険さ! お金と時間を
 工面して現地へ来たのに、ふだんのレースの練習と同じでいいのかい。金魚のウン
 チでいいのかい。
 
  3 交通ルール、特に信号や一時停止は絶対厳守

 
 「制限時間は持ち時間

  そう心得て余裕を持とう。完走すればいいのだから。
  景色のよい所で休み、おなかが減ったら食事して、信号を守りながら、なおかつ、
 時間内に余裕でゴールする。クールでかっこいいぜ。
 
  センチュリーライドは競技会ではない。他の交通と一緒に走る。譲り合い精神
 を持とう。交通ルールを無視してまで速く走りたい人は、レースへ出るべし。種目
 が違う。
 
  最近、故意に交通ルールを無視する人、公道上なのにレース本番さながらの
 走りをする人が、センチュリーライドに参加している。これを見咎めたクルマから、
 地元警察に 「自転車が連なり、信号無視しながら、公道でレースしている。ヒヤッ
 とした。なぜ、取り締まらない!」などと通報があれば、一巻の終わり。主催者は、
 たちまち、お灸を据えられる。
 
  そればかりか、
事故発生信号無視して歩行者と衝突)ともなれば、走者は加害者に
 なり、主催者は実施責任を問われる。警察の厳しい取り調べを受け、被害者に対す
 る謝罪と重い賠償を負ってしまう。現実に、これで中止に追い込まれたセンチュリー
 ライドがある。

  イベントがなくなるのは、本当に困る。どうか、お願いだから、ルールを守れない
 人は参加しないでほしい
。われわれの遊び場を奪わないでほしい。 
  

  4 パンクや事故を目撃したら一声掛ける

  参加者は、ライバルではなく仲間

  困ったときは、おたがいさま。予備チューブ(タイヤ)を使い果たしたとき、この一声
 は、天の助けかと涙が出る。
 
  5 完走すればみな勝者

  順位やタイムを自慢することなかれ

  センチュリーランの勲章は、完走。一人ひとり、何らかの苦労を乗り越えてゴール
 まで来たんだ。完走の価値に、違いは一切ない。胸を張って、完走証を受け取ろう。
 
  6 ゴミは捨てない。持ち帰る

  沿道から理解される大会に、地域の人から共感を持って応援されるサイク
   リストになろう。

  
バナナの皮や、パワーバーの包み紙をあたりかまわず投げ捨てるべからず。
 いったいだれが拾うのだ?あなた、自分の家の前にゴミを投げられたら、イヤでしょう、
 怒るでしょう。
 
  7 コース上の役員は大変なのだ。ありがとうの気持ちを込めて合図を送る

  主催者がいなければ、我々は遊べない

  常に、感謝の気持ちを。
 雨の日のコース誘導係などは、カラダが芯から冷えて、それはそれは大変なのだ。