自転車百哩走大王 リスクマネジメント =万一の事態に備えて   

事故ったときの備えができていますか?

■ 緊急連絡先ってどうしてます? ■------------ 根本 俊之(会員No.21)
 会員番号21、シンシナティの根本です。先日、地元のサイクルクラブ、シンシナティ・サイクル・クラブの会員更新したのですが、更新後、

1 緊急連絡先等(連絡先、通常かかっている病院名、アレルギー、通常使っている薬等など)を書
  き、ヘルメット内に貼り付けるられるようなもの

 と、

  
2 それがヘルメット内に入っていることを示すワッペン(ヘルメットにの外側に貼るもの)

が送られてきました。

 これを見て、不運にも事故にあってしまった場合にはとても重要だと考えた次第です。これまで、普段のサイクリング、センチュリーラン、ブルベ等のイベントに参加している時には、さいふの中に免許証が入っているから、何かあっても素性は分かるから大丈夫と考えていましたが、これを見てから今までの考えは甘かったかもと思いはじめました。

 
不測の事態に備えて、皆さんはどうされているのでしょうか? 工夫されていること等ありましたら教えていただければ幸いです。

緊急事態 私の対処

■ リスクマネージメント ■----------------- 和田 順雄(会員No.27)

 
根本氏から提起された危機管理の件は非常に重要だと思います。過去の参加大会では「ツールドのと」で、首から下げる参加証に氏名や電話の他、保険証番号と血液型の記入欄がありました。エタップでは連絡先の他、アレルギーやワクチン接種歴もありました。

 私は普段の走行時には、会社の名刺に血液型と自宅と妻の携帯番号を赤字で記入し、さらに保険証のコピーをファーストエイドキットと一緒にウエストバッグに入れています。保険証のコピーは、以前落車して最寄の外科で手当てしてもらったとき大変役立ちました。傷害保険証も携行が必要でしょうか?>古賀さん

 緊急時に他人からすぐわかるよう、改善の余地はありそうです。携帯場所を“標準化”しておけば探さずに済むので、ヘルメット利用はよいアイデアだと思います。GPS付き携帯なら、最寄の病院の検索もできるのでしょうか?


■ リスクマネージメント ■--------------------- 松本 敦(会員No.35) 

 
根本俊之氏の書いておられたヘルメット内の緊急連絡先シールですが、以前、モータースポーツに参加していたときは、ヘルメットの中に自分の名前と連絡先と血液型を記す専用シールが付属してきたので使いました。でも、いつの間にかはがれてしまいました。レーシングスーツに、連絡先と血液型を明記するのは常識です。

 改めて考えてみると、サイクリングにおいても同様ないざというときの備えは必要だな、と思います。いい提案をありがとうございます。とりあえず、ヘルメットに血液型のステッカーを貼ることにします。


■ 私のリスクマネージメント ■--------------- 真崎 史嗣(会員No.23)

 
以前ビテスの練習会に参加したとき、先頭を走っている実業団選手がいきなり悲鳴を挙げました。何事かと思い立ち止まってみるとハチに刺された様子。しばらくは走行を続けましたが、とてもガマンできる痛みではないということで病院に行きました。その際点滴を2本入れただけの処置でしたが、保険証がないということで高めの治療費となってしまいました。たまたま私が多少オカネを持っていたため、貸すことができました。この出来事以降、

・保険証のコピーを携帯すること
・オカネは余分に持っておくこと

は欠かさず行うようにしています。

 また、私のヘルメットの外側には名前と緊急連絡先、血液型がテプラシールで貼ってあります。一緒に走られた方は気づきましたでしょうか?ただし本当に意識不明の重大事故になってしまった場合、応急処置で服や身に付けている物をハサミで切ってしまうため、ヘルメットに何か情報が入っていたとしても救急隊員は気がつかないのではないかとも言われたことがあります。


※大王事務局から

 2004年版「大王ジャージ」には、個人ネームを入れています。これを一歩進めて、個人ネーム+血液型+緊急連絡先電話をジャージにプリントすれば良かったなあ、と感じました。反省! 次回2005年モデルからはそうします。


■ 私のリスクマネージメント ■------------------ 土田 次郎(ゲスト)

 私の場合真崎さんと同じように
名前・住所・電話・血液型をカシオのネームランドで作りすべてのヘルメット・バイクフレーム・シューズに貼っています。

 jiroのヘルメットには内側に貼るIDのシールがついておりますが、書き込みはしてありますが外側よりアピール度は低いと思われます。何より英語で書かれているので、輸入業者は日本語で作るべきでしょう。

 そしてウインドブレカーやアームカバーを脱いだ時には上着の3ポケットの中央に入れます、落車して背中から落ちたときにクッションとなり脊髄を守ってくれると思います。以前落車した時、腰から落ちて肉がえぐれ脊髄の跡が3つ4つ円く残っています。それから背中のクッションを考えています。

 最近センチュリーランに参加をするようになって始めたのですが、LEDテールランプを走行中に必ず点滅させるようにしました。車が私を追い越す時の距離がいままでより20〜30cm遠くなった気がします。それに後ろ座
席に乗っている子供たちが振り向いている気もします。私の存在に気が付いていると感じています。

 人間歳をとりある程度 家庭・会社・社会に責任をもつようになったら万が一のことは絶対に考えるべきでしょう。事故に遭って意識不明になっても自分はどこのだれべえと知らせる用意はするべきだと思います。


※事務局から

 土田氏のいうとおり、事務局も日中でもテールライトの常時点灯をお勧めします。もっとクルマにアピールするには、自転車用の反射ベストが有効です。事務局がかつて東急ハンズで入手した製品は、蛍光色のメッシュの上に赤、黄の反射材がついています。何より優れているのは、前傾姿勢を考えて、背中側が胸側より20cmも長いこと。これを着用して走ると、狭い道や対向車がある時など、後ろのクルマは私を絶対に追い越しません。

 私からすると、同じ道でも路肩が1メートルくらい余分に広がったように感じられ、安心感が全く違います。
もう一枚欲しくて、ウエブ上の「サイクルベースあさひ」とかの通販で捜していますが、見かけません。こういうグッズが見あたらないとは、困ったものです。